トップニュース

いわき民報ふるさと出版文化賞 平安会(優秀賞)ら3団体表彰

2019年03月20日(水)更新
平成30年度いわき民報ふるさと出版文化賞(いわき民報社主催)の授賞式が19日、平字大町の正月荘で開かれた。受賞者や来賓ら関係者約40人が出席。優秀賞となったいわきの戊辰戦争に関する古文書を活字化した貴重な歴史資料「古文書が語る磐城の戊辰史」を発行した平安会、特別賞を受賞したいわきの山に9万9千本の桜を植樹して東日本大震災と原発事故で疲弊したふるさとを元気づけようという壮大な計画のドキュメント「宙(そら)から桜が見えますか」を出版したいわき万本桜プロジェクト、同じく大震災で津波に襲われた自分たちの町のかつての生活の様子と歴史を本にして後世に伝える「小浜町、岩間町の昔、今を未来に」を発行した小浜・岩間地区復興対策協議会に、野沢達也本社代表取締役社長から賞状と副賞が贈られた。

同賞は、いわきの文化発展に寄与することを目的に平成18年、本紙創刊60周年を記念して創設された。小説・詩・短歌・俳句・川柳などの文芸、調査・研究報告・記念誌などの記録、その他伝記・随筆など幅広い分野を対象に、市内在住者や市内に通勤・通学している人の出版物を毎年顕彰している。 初めに野沢社長が「文化が育たないところに明るく豊かな社会はなく、われわれ地域に携わるマスコミとして今後もこの活動を続けていきたいが、いわき市民は自分の地域の歴史に疎い。学校教育の現場でぜひ地元の歴史を取り上げるようにしてもらいたい」とあいさつ。平安会の松村耕三会長、事務局の中村則隆さん、同プロジェクト事務局の荒川涼子さん、同協議会の樋田健一会長、斎藤正志理事に賞状と副賞を贈った。 選考委員長の馬目順一さんが選考経過を説明し、選考委員を代表して酒主真希さんが受賞作品の講評をした。 続いて、来賓の清水市長と菅波健市議会議長が「芸術文化を通じたまちづくりを進めながら、市民の誰もが住みやすいものにしていく。今回の受賞が次の作品の執筆活動への活力になることを期待したい」と祝辞を述べた。

受賞者を代表して松村会長が、「昨年は戊辰戦争から150年。われわれはそのとき戦った人たちの子孫の会であるので、講演会やシンポジウム、展示会などを開いたが、この本の出版もその一つ。読み物というより、戊辰戦争の歴史を調べるに当たっての史料として活用してもらえると思う」と語った。 このあと、いわき総合図書館長の夏井芳徳さんの乾杯の音頭で祝宴に移り、出席者同士で歓談した。

いわき市内ニュース

読みもの

片隅抄片隅抄バックナンバー

特殊詐欺被害者の約7割が65歳以上の高齢者という。高齢者を食い物にする、卑劣な犯罪は許すわけにはいかない▼全国ではオレオレ詐欺など、特殊詐欺事件が後を絶たない。警察や関係機関では事あるごとに注意を呼び掛けているが、犯人は次々と手口を変え、警察が防止策を考える間もなく、新しい手口で高齢者をだますため、被害に遭わないための手だてが追い付いていかないのが実情▼県警がまとめた昨年11月末現在のオレオレ詐欺の被害件数は41件(同11件増)で、2015年以来、3年ぶりに年間の被害件数が40件を超えた。警察は「お金を要求する電話には応じず、必ず家族や警察に相談」を呼び掛け、留守番電話の設定や詐欺対策装置の設定などの自衛策も勧める▼最近は若者がだまされるケースが増えてきている。3月は進学や転勤などの引っ越しシーズン。慌ただしいだけに注意力も散漫になりだまされやすくなる。犯人はそこを狙ってくる。要注意だ。

ブログパーツ
丸市屋の特選品はこちら
いわき民報モバイルサイト