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第8回太平洋・島サミット 持続可能、拉致解決など首脳宣言採択

2018年05月19日(土)更新
日本と18の太平洋島しょ国・地域などによる国際首脳会議「第8回太平洋・島サミット」は19日、いわき市を会場に、2日目の日程を行っている。メインとなる常磐藤原町のホテルハワイアンズでは同日午後、共に議長を務める安倍首相、サモアのトゥイラエパ首相が記者会見に臨み、太平洋地域の持続的発展の可能性に加え、北朝鮮による拉致事件の即時解決に一致して取り組むことなどを盛り込んだ首脳宣言の採択を発表した。 首脳会合が19日午前に始まり、開会セッションの席上、安倍首相が基調演説に立ち、①海の秩序に法の支配を打ち立てる②自立的で持続可能な繁栄が実現できるよう、ハード・ソフトの質の高いインフラ整備を図る③次回のサミットまでの3年間に5千人以上の育成・交流を展開する――の3点を示した。 安倍首相は海洋汚染、外国船による違法操業に触れ、「海が無法の場となれば、パーム(太平洋・島サミット)諸国は深刻な打撃を受ける。パームのプロセスを、これらに対する解決策を見いだす場にしましょう」と呼びかけた。 27年5月にいわき市で行われた前回の太平洋・島サミットで採択された「福島・いわき宣言」も振り返られ、サモアに気候変動に備える専門家を育成する「太平洋気候変動センター」が起工したことが紹介された。 トゥイラエパ首相からは日本の支援に対する謝意が示された上で、「実り多い話し合いで、強靱(きょうじん)なパートナーシップを築きたい」と伝えられた。 会合に合わせ、参加首脳による記念撮影もあった。自然とノーネクタイとなり、誰ともなくカメラマンに手を振るしぐさを見せ、和やかなムードで進められた。  ■7カ国と二国間会談 安倍首相は18日午後、ホテルハワイアンズで、相次いで二国間会談に取り組んだ。パラオ、ミクロネシア、マーシャル諸島、キリバス、クック諸島、パプア・ニューギニア、ナウルの首脳に対し、自らが提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」の具体化を目指し、連携・協力を深めたいと述べた。 会談に当たって、安倍首相は各国が抱える防災・減災分野、インフラ整備といった事業に無償資金協力を提案。日本漁船の安定的な操業への配慮、太平洋戦争に伴う遺骨収集事業への協力などを求めたほか、北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換した。

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桜の季節が終わり、勿来の関公園にまた静けさが戻った▼梅雨を迎える前の初夏の公園は海から吹いてくる風もさわやかで、気持ちがいい。勿来関文学歴館で開かれている企画展をのぞいて、松並木の遊歩道を散策して、いにしえの雰囲気を醸す吹風殿でひと休み。そんな人たちの姿をよく見かける▼ただ、残念なことがひとつ。文学歴史館2階の企画展示室の狭さにいつも違和感を感じている。この中途半端なスペース、いったい誰が設計したのだろうか。それだけに、暗がりの中で得体のしれないオブジェが並ぶ反対側の第1常設展示室の「歌枕『なこそ』」の広いスペースがもったいない▼照明を明るくし、無用なオブジェを取り払い、企画展示室のスペースを広げるべきだ。そして心平記念文学館とも、暮らしの伝承郷とも違うここならではの企画展を開催する。今年から施設の指定管理者が市教育文化事業団に変わった。歴史の専門家のオリジナル性に期待したい。

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