2020年10月20日(火)
■いわき農林事務所 高校生発の持ち帰りメニュー募集 採用レシピはマルトなどに
いわき産の農産物を活用した料理を発案し、コロナ禍で苦しむ本市の農業、飲食店などを応援しよう――。県いわき農林事務所主催の「高校生発! いわきテイクアウトメニュー開発」が始動し、市内在住または市内の高校に通う生徒からのオリジナルレシピを募集している。本市産のトマトかキノコ、ネギ、米、米粉のいずれかをメイン食材にすることが条件で、採用されたレシピは市内の協力店と共同でメニュー化し、来年2月中旬に期間限定で提供する。
採用されたレシピは、市内に24店舗を展開している「マルト」をはじめ、創作料理の「ダイニングキッチン月海〜Ruu〜」(植田町一丁目)と「ビストロあん庵」(平字堂ノ前)、「中華料理 華正樓」(平下平窪)、イタリア創作料理「酒と食の工房ピッコロ」(平字紺屋町)の協力を得、11月25日から商品開発に着手(1店舗につき1作品を選定。華正樓はシューマイのあんのアイデアを募集)。応募した高校生とともにひと月ほどかけて商品化した後、来年2月中旬にお披露目イベントと、実食キャンペーンを展開する。
レシピが採用された高校生には、2万円相当の本市農林産品特産品セットをプレゼントする。個人に限らずグループ(最大人数3人)での応募も可能。希望者は、県いわき農林事務所のサイト「いわき農林事務所 高校生レシピコンテスト」から、応募用紙をダウンロードすればよい。
応募方法などの問い合わせは、事業受託会社の福島インフォメーションリサーチ&マネジメント=電話080(5738)1433=まで。
チラシは、「高校生発! いわきテイクアウトメニュー開発」のレシピ募集の告知(クリックで拡大)
■中学野球選抜「いわき松風」始動 県優勝目指して
中学軟式野球のいわき地区選抜チーム「いわき松風クラブ」の第21期生結団式が19日、小名浜二中体育館で開かれた。今期は市内11校から中学2年生21人が21期生に選出され、野球に高い志を持つ1年生14人が21期生ジュニアとして参加。志賀吉平監督(湯本一中教)が4期連続で指揮を執り、郡山市で11月14、15日に控える初の公式戦「県中学校野球選抜大会」の優勝に向け、22日の第1回練習会から本格的に活動を進めていく。
同クラブは市中学校野球一球会(磯ア邦広代表)を中心に、本市の中学軟式野球の競技力向上を図ろうと、平成13年に始動。日々日本一を目指して練習に取り組み、高校、大学、社会人、プロで活躍する選手を多数輩出している。今期生は秋季交流大会、練習試合、新人戦などの記録を参考に、各中学校顧問、事務局が推薦選手を選出したあと、選考会議を経て決定した。
式では、同クラブ代表も務める磯ア代表が「クラブと学校生活で大変だが、この経験が必ず肥やしとなって財産になる。ぜひ前向きに活動してほしい」と激励し、伊藤淳一前育成会長があいさつ。選手たちが自己紹介でそれぞれの目標や抱負を語ったあと、クラブが望む選手像や志賀監督の指導方針、活動予定の説明が行われた。
写真は、結団式に出席したいわき松風クラブの21期生、ジュニア=19日(クリックで拡大)
■いわき市 郷土の漢学者・教育者テーマに講座 参加者募集
市は、幕藩体制から近代明治の転換期に藩校、私塾で学問、教育に携わるなど、いわきで活躍した漢学者、教育者5人を取り上げ、地域の歴史に迫る「地域学講座・講義編」(全6回)の受講生を募集している。実施日は12月5、13、20日、1月24、31日、2月7日。「磐城三藩の藩校と昌平坂学問所」「磐城平藩の藩校・施政堂」「明徳館の祖、吉田敦和」などをテーマに座学で考察を深める。
参加費無料。全6回通しで、定員25人程度。応募者多数の場合は、抽選になる。申し込みは住所、氏名( ふりがな)、電話番号、「地域学講座受講希望」とし、市常磐支所市民課総務係=電話(43)2111、ファクス(43)0431、メールjoban-shimin@city.iwaki.lg.jp =まで。
締め切りは11月20日。なお新型コロナウイルス感染状況により中止の場合もある。内容は下記チラシを参照すればよい。
チラシは、「地域学講座・講義編」の告知(クリックで拡大)
■相次ぐ「なりすまし詐欺」 還付金名目で60歳代女性が100万円被害
いわき東署は19日午後、いわき市内に住む60歳代の女性が、市役所職員を名乗る男からの電話を信じ、現金約100万円をだまし取られたと発表した。同署ではなりすまし詐欺事件とみて、捜査を進めている。かかってきたのは同日の午後2時ごろで、「旦那さんが保険金を払い過ぎている。還付金の返還手続きのため銀行職員から電話がいく」などといった内容だった。
女性は話を信じ、市内商業施設のATMコーナーで男の指示に従い、現金約100万円を他人名義の銀行口座に振替送金したという。送金後に不審に思った女性が同署へ相談したところ、被害が発覚した。同署管内ではこのほか、3件の予兆電話を確認している。
16日にも、同様の還付金返還の話を信じた60歳代の女性が約100万円の被害に遭ったばかりで、同署では詐欺被害防止のために還付金に関わる電話については詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼び掛けている。