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『ビジネス特急こだまプロジェクト』

著 者:福原 俊一
出版社:河出書房新社
価 格:1650円(税込み)

新幹線開業前に一時代を築いたこだま栄光の軌跡
 日本の鉄道のなかで、新幹線は代表的存在であるが、東海道新幹線が開業する6年前の昭和33年11月に東京~大阪間の日帰りを実現させ、新幹線が登場したとき以上のスピード感と強烈なインパクトを与えた特急電車が東海道本線に登場した。
 当初の客車特急は蒸気から電気機関車に代わりスピードアップになったが、設備や車両に限界があり、動力集中型(機関車牽引)から電車の動力分散方式が適している、と新幹線の生みの親として知られる「島秀雄」が従来の電車の欠点の騒音や乗り心地の悪さ、長距離運転に不向きなどの欠点を新技術で克服し、高性能・機動性を活かしてビジネス特急の運転に向けスタートさせた。
 電車反対論者の抵抗は根強かったが、関係者の熱意は多くの困難を克服し、車両技術や設備面で先進諸国に肩を並べる特急電車が実現した。
 電車王国・日本の先駆者である151系(形式番号)こだま型の栄光と軌跡や、寝食を忘れて計画・車両設計・運転・保守に奮闘した技術者たちの貴重なエピソードを交えて綴られている。
その後、こだま型車両は、形式も181系に改められ、上越新幹線開業前日に営業運転が終焉を迎えた。
(ヤマニ書房本店勤務)

※紹介する人:高橋宏行さん

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