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災害廃棄物の不適切な投棄問題に 内郷地区中心に市内150所以上

 台風13号に関連した記録的大雨に伴い、いわき市では被害の大きかった内郷地区を中心に、災害廃棄物の不適切な投棄が問題となっている。市では現在、仮置き場・臨時集積所を計4カ所で運用しているが、市内全体で150カ所以上に大雨で生じたごみが置かれている。持ち込みをやめるよう看板を設置したが、夜間に運び入れされる事例もあるという。
 市ごみ減量推進課によると、投棄された災害廃棄物は業者に依頼して、仮置き場・臨時集積所に搬出を継続しているが、新たに置かれる状況にあって、「いたちごっごの状態」(同課担当者)となっている。同課では、内郷二中やJR内郷駅の北側をはじめ、影響の大きいところから展開している。
 豪雨を受け、市の仮置き場・臨時集積所は11日から設置されたが、9、10日の土曜・日曜に後片付けをする際、公園や道端に運び出され、そのままなし崩し的になった部分もある。不適切な投棄は、2019(令和元)年の東日本台風でも問題となっており、早期の復旧・生活再建の足かせとなってしまう。
 特に内郷二中は通常通り授業が行われており、生徒たちの教育環境にも影響を与えている。同校のフェンスには「ここは災害廃棄物の仮置場ではありません」と看板を設置しているが、効果は見通せていない。
 同校の近所からは、さまざまな声が聞かれた。50代女性は「業者も運んでいたので、仮置き場になったかと思っていた。子どもたちがかわいそう」と述べ、50代男性は「非常時でどうすればいいのか分からなかったので、あそこに置けて良かった。次の災害の前に、市にはあらかじめルールを決めてほしい」と話していた。
 市は自家用車が水没したり、交通手段を持たない被災者に対しては、各支所に災害廃棄物の搬出について相談するよう求めている。市勿来、内郷支所では災害廃棄物を運ぶため、無償で軽トラックを貸し出しており、住民の利便性向上を図っている。

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