消費税増税前の駆け込み需要のためか、最近は土日を中心に家電量販店、大型ショッピングモールの混雑ぶりはかなりのものがある。郊外の店舗は広大な駐車場を完備しているのでさほど問題はないが、市の中心部では駐車場の出入りで渋滞を招くことが多い▼いわき駅前のラトブに至ってはまさに典型的な場所になっている。駐車場の規模に関してはさほど問題はなさそうだ。ではなぜ渋滞が起きるのか。2方向から入る駐車場への導線に問題があるようだ。そこに、銀座通りの違法駐車車両が拍車をかける▼東京のデパート等では駐車場へは1方向から入るのが一般的だ。車列は長くなるが効率がいい。その最後尾を知らせる係員もいる。都心という環境にありながらその誘導に関して感心させられるものがある▼いわきでも郊外型の商業形態が進んでいる。このようなことが続けば客足が遠のき、空洞化は避けられない。違法駐車車両の摘発とともに改善が求められる。
片隅抄