NTTドコモが動画サイトに投稿した「歩きスマホ」の実験動画が話題となっている。もし、1500人が歩きスマホで渋谷のスクランブル交差点を横断したらどうなるかをシミュレーションした▼それによると、交差点の青信号の時間が46秒で、衝突が446件、転倒が103件、スマホを落としたのが21件だったという。横断できたのは547人で約3分の1だった。歩きスマホは、通常の歩行に比べ、視野が約20分の1になるという▼ある取材の席上、歩きスマホの若者に衝突され、重傷を負ったという方の話を聴いた。実際に身近なところで、歩きスマホでの事故の話を聴いて、「歩きスマホ」の危険性をあらためて実感した▼車が信号で止まった際、バックミラーで後ろの車を見ていると運転手が下を向いていた。どうやらスマホを操作していたようだ。追突されないか、不安だった。スマホは便利なツールだと思うが、TPOを考えて利用しなければ、と思った。