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片隅抄

2014.11.03

波さわやかにきらめいてもえる希望の日が昇る―海近くに立つ出身小学校の校歌の歌い出しだ。晴れていれば、歌詞通りの光景は毎日でも見られる▼それを誇らしく思って育ってきたが、その海は命を脅かす存在でもある。母校は、先の震災で大きな被害を受け、先週発表された文科省の公立学校の津波対策状況調査でも、大地震による津波で浸水が想定される県内4校の中に入った▼他方、市は最大クラスの津波が満潮時などの悪条件で発生した場合を想定し、その際の浸水域を盛り込んだハザードマップを作成した。想定される最大の津波の高さは10・1㍍という▼11月5日は震災後に定められた津波防災の日。1854年の安政南海地震で、今の和歌山県を襲った津波の際、浜口梧陵なる人物が、闇の中で稲わらに火をつけ村民を高台に避難させたという「稲むらの火」の逸話に由来する。津波から身を守るには、何をおいても、高くそして遠い所へ逃げるしかないのだ。

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