蒸し暑い日が続いている。16日に海開きが行われ、いわきも本格的な夏を迎えた。今年も勿来、四倉海水浴場の2カ所だが、夏の訪れとともに、浜は大勢の海水浴客でにぎわうことだろう▼街中ではカーッと照りつける太陽の下、少ない日陰を求めて歩く人の姿が何とも痛々しい。連日の暑さに全国では熱中症で病院に運ばれる人が急増中。熱中症は部屋の中でもあるだけに、室温の管理には十分に注意してほしい。特に、体温の調整機能が劣る高齢者や幼児がいる家庭では、家族の配慮が大切▼この時期もう一つ気になるのが食中毒。夏は暑さによって食物の腐敗が進むだけに、食の安全には気を付けたい。予防としては細菌やウイルスなど、原因菌を付けない、増やさない、殺すことの三原則が基本。それには食品を清潔に保ち、冷却、加熱での対応が大事。食中毒が発生すると、自分ばかりか周囲にも迷惑をかけるだけに、予防には万全を期したい▼8月は「食品衛生月間」。
片隅抄