啓発や社会参加を促す意味で、世の中には「○○週間」や「○○月間」といったものがあるが、そんな中の一つに「障害者週間」がある▼長く福祉の充実が叫ばれる日本において、障害者の社会参加を高めるための活動週間があってもいいと思っていたが、それが12月にあることをうかつにも知らなかった。今は障害のある方でも、われわれと同じように働く人は少なくない。弊社でも以前、障害のある方が働いていた▼ただ、障害者が将来の生活に不安なく安心して暮らせるかというと、今の日本の福祉行政では心もとない面が多々ある。せめて日常生活で、不便と感じる部分ぐらいは取り除くことをしたい。例えば、視覚障害者がコンビニで買い物に困っていたら、「何かお困りですか」と声を掛けてもいいだろう▼先日も、盲導犬を連れた目の不自由な方が、地下鉄のホームから転落する事故があった。障害者の声に耳を傾け、つねに寄り添う気持ちを忘れずにいたい。