任期満了に伴う第19回県知事選が10月31日に行われ、即日開票の結果、無所属で現職の佐藤雄平氏（62）が共産党公認の新人候補に約53万票の大差をつけて圧勝し、再選を果たした▼県内の投票率は42・42％と過去最低。いわき市でも31・72％と、過去最低を記録。県内最低のおまけもついた。18年の前回は、郡山市に次いで、下から２番目だったが、今回は郡山市を３・14ポイント下回った▼今回は、県選管いわき地方事務局、市選管とも、投票への参加を呼びかける街頭啓発など、これまでの選挙時よりも、投票率アップに向けて活発に活動していた気がする。地元に縁のある候補者の不在や台風の影響など、低投票率の原因はさまざまだが、30％台とは思いもしなかった▼来年は統一地方選。県内では県議選が行われる予定だ。定数10のいわき市選挙区でも各候補者の動きも出てきている。身近な選挙だけに来春は〝県内最低投票率〟の汚名を晴らさなければならない。
