「毎日寒いですね」。これが最近お決まりの朝の挨拶になった。記録的な降雪で、甚大な被害が出ている北陸地方のことを考えれば、「寒い」なんて言っていられないが、例年になく厳しい冬を迎えている▼真冬でもハイソックスに半ズボン。しもやけも何のその。ランドセルを家に置くや否や「子供は風の子」のごとく走り回っていた小学生時代。今思うと寒さはあまり感じていなかったように思うし、高校生になっても邪魔になるからと、コートもマフラーも無縁の生活だった気がする▼今よりも暖かかったわけではない。一言で言えば「若さ」。年とともに寒さが身に染みてくるのだろう。走り回るより、こたつで丸くなる方が良くなってきている▼そう言えば、原発事故の影響もあるのだろうが、元気に走り回る子供達を見かけなくなった。県内の小学生の肥満も問題視されている。それが原因だとは言い切れないが、健康のためにも子供は「風の子」でいたいものだ。