きょうのセンバツ高校野球。聖光学院は2回戦で優勝候補の東海大相模(神奈川)と対戦したが3―12で敗れた▼先発は赤井中出身で左サイドスローの高坂右京君。初回から安打、死球、四球と無死満塁のピンチを招き、その後も適時打や3点本塁打を浴びるなどしていきなり6失点。1回途中で降板する苦いマウンドとなった▼夏の選手権は戦後最多となる11年連続出場中の聖光学院。しかし初出場の平成13年夏は大分明豊に0―20と惨敗したのを覚えているだろうか。秋の東北王者が味わった春の甲子園での苦汁。これで夏の選手権に向け、また目の色を変えてレベルを上げてくるのだろう▼〝苦い〟といえば、国会では「森友学園」にかかわる決裁文書改ざんや記録の廃棄問題で証人喚問に出席したいわき出身の佐川宜寿・前国税庁長官が苦渋の表情を見せていた。安倍首相ら政治家などからの圧力や指示はなかったと証言したが、さて、真実はどこまで語られたか。