秋の火災予防運動が全国一斉に行われている。15日までの期間中、市内でも関係機関が啓発活動を展開するほか、幼稚園児らの防火パレードも実施され、火災防止を訴える▼火災の種別としては建物火災がトップで、以下、林野、車両火災と続く。市内の消防署では建物火災防止に力を入れるが、残念ながら9日夜、好間で住宅火災が発生、1人が死亡する痛ましい事件があった。運動初日の火災だけに、関係者のショックはいかばかりか▼これからは火を使った暖房器具を使用する機会が増えるだけに、関係者は「火元には燃える物を置かない、火を使っているときはそばを離れない―といった基本的な予防を徹底してほしい」と注意を呼び掛ける▼火災と並んでこの時期、注意したいのが酒酔い運転。忘年会シーズンに入り、酒を飲む機会が増える。酒量が少ないから運転は大丈夫だろう、と思う心が一番危ない。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」をお忘れなく。