きょう21日は二十四節気の一つ「夏至」。1年のうちで昼の時間が最も長くなり、暦の上ではこの日を過ぎると、本格的な夏の到来となる▼高校球児にとっても、本当の夏が2年ぶりに帰ってくる。昨夏、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった第103回全国高校野球選手権福島大会の抽選会が郡山ユラックス熱海で行われ、1枚の甲子園切符をめぐる出場73校・68チームの対戦カードが決まった▼高校野球ファンにとっても、待望の夏となりそうだ。県高野連は感染拡大で、春は見送った有観客での開催に踏み切る。メイン球場はいわきグリーンスタジアム。いわき勢は東日大昌平、磐城のシード2校を筆頭に、12校が他地区の強豪を迎え撃つ▼部員不足で白鷲旗争いを断念した福島高専も参戦。四倉も小野、相馬農業校との連合で聖地への望みをつないだ。開幕は7月7日。スタンドで見守る観客に感動を与えるさわやかなプレーを見せてほしい。