よその土地に移り住んだ時、独特の風習であったり、慣例であったり馴染むまでには多少の時間がかかるのが当たり前である。時のそれは驚きであったり、感心であったり様々だ▼それがいわきに関してだと、どうだろう。以前、何人かの人に話を聞いたことがある。いろいろな話があった中で、ごみ収集においての分別の細かさをあげる人が少なくなかった。プラごみに関しては2種類の分別がなされるなど、慣れるまでには時間がかかったという事だった▼我が家でも分別は面倒だったが、子供が小さい頃、一緒に分別をし、環境問題を共に考える良い機会となるなどいい点もあった。ただ、汚れているプラごみはどうして燃えるゴミなのという問いかけに答えられなかったこともあった▼汚れていたら洗ってくださいというメッセージがあるのだろうが、どうも納得がいかない。リサイクル関連のごみは別として、その他は燃えるゴミとして処理した方が混乱はないだろう。
片隅抄