『何度も折られた心でも目指した本物絶やさなかったのは情熱の炎』。この歌い出しで始まる人気ヒップホップグループ「ケツメイシ」の『走り続けた日々』がテーマソングとなる第101回全国高校ラグビーフットボール大会の組み合わせ抽選が行われ、本県代表として、10年ぶりの花園に挑む磐城の初戦の相手が宮崎県代表の高鍋に決まった▼かつて、福島の高校ラグビー界はいわき勢が覇権を握っていた。平工業が出場した平成25年度の93回大会まで、他地区で花園の地に立ったのは、その15年前の78回大会での安積のみ▼近年は県北、県中勢に押され、7年間、花園の地から遠ざかっていた。だが、情熱の炎を絶やさず、ようやく夢切符を手にした▼両校の花園での直接対決は38年ぶり。新型コロナの影響で今大会は3回戦まで無観客開催となり、現地での応援は出来ないが、要職に就く当時のメンバーたちも熱き声援を送る。頑張れ、磐城フィフティーン。
片隅抄