たくさんの反響に驚きつつ、かつての遊園地に懐かしさを感じた。市が先月末、大久町の市海竜の里センターについて、観覧車とパラトルーパーを解体すると発表した件だ▼平字手掴にあった遊園地「いわきプレイランド『ペピー』」。いまはスーパーマーケットやホームセンターになっており、往時の面影はない。しかしたった4年間の営業だったが、海竜の里センターの観覧車撤去のニュースに合わせ、多くの方がペピーの話題で盛り上がるとあって、それぞれの記憶に強く残されているのだろう▼本紙のツイッターに、松ケ岡公園の遊具撤去と合わせ、「解体するのはいいけど、その後子供の施設を新たに作らないのがいわきなんだ」との声が寄せられた。予算に限りはあるとはいえ、その考えに大いに同調する▼内田市長が標ぼうする「人づくり日本一」に向けては、充実した子育て環境も当然不可欠。子どもたちがワクワクする仕掛けが、この街にはもっと必要と思う。