先日、警察署で免許更新のための講習を受けてきた。近年、多くなってきた高齢者の交通事故を例に、交通ルールを守ることがいかに大事かを学んだ▼抄子に限らず通勤などで毎日ハンドルを握っていると、慣れからついルールやマナー無視の運転になりがち。出社時間に遅れるとなればスピードは必要以上に出し、横断歩道に人が立っていても後続車が止まってくれるだろうと、自分に都合のいい方に解釈をしてしまう。今回の講習会はそんな緩んだ気持ちに〝喝〟を入れられた▼春の交通安全県民総ぐるみ運動が行われている。今年は子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本に、20日までの10日間、警察署をはじめ各種交通団体が街頭で運転者や歩行者に交通ルールの遵守を呼び掛けている▼講師の方も言っていたが、交通ルールさえ守っていれば、ほとんどの事故は未然に防げるはずだと。運動を機にルールを守り、事故のない地域になることを願いたい。
片隅抄