サッカー・明治安田生命J2リーグの第25節として、21位のいわきFCは9日、ホームの21世紀の森公園・いわきグリーンフィールドに、16位の水戸ホーリーホック(茨城)を迎え、4-3で逆転勝利を果たした。通算成績は7勝6分け12敗の勝ち点27で、順位は前節より2つ上げて全22チーム中19位となり、J3降格圏を脱出した。
いわきは序盤に失点を許し、1度はオウンゴールで追いつくも、アディショナルタイムに追加点を決められ、前半は1-2で折り返した。後半も水戸が攻め立て、ペナルティーエリア手前でフリーキックを与えると、3点目を献上した。
しかしこのままで終わらないのが、いまのいわき。すぐさま途中出場のMF岩渕弘人(25)がスルーパスに反応し、4戦連続の得点を挙げると、続いて同じく後半からピッチに入ったFW谷村海那(25)が同点弾を放った。さらに終了間際、MF宮本英治(24)がドリブルで敵陣に持ち込むと、パスを受けた岩渕がゴールネットを揺らし、チームに貴重な勝ち点3をもたらした。
岩渕は試合後、後半に送り込まれた際にはサポーターからの熱気を感じたと明かし、今節も結果を残したことには「怖いくらいできすぎです」と笑顔を見せた。ただ自分がゴールするよりも、チームが勝利することが1番と強調し、一戦一戦大切に向き合っていくと語った。
次戦の第26節は15日、アウェーの維新みらいふスタジアム(山口県山口市)で、16位のレノファ山口(山口)と対戦する。キックオフは午後7時。
いわきFC