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磐城農業高が育てた県産ブランド米「福、笑い」 今年もマルトで販売

 いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開する「マルト」は28日から、磐城農業高の生徒が栽培・収穫した県産ブランド米「福、笑い」の販売を始めた。
 マルトは小名浜の米問屋・相馬屋と連携し、同校の取り組みを支援しており、「福、笑い」の栽培・収穫を通じて、農業の担い手育成とコメ消費の拡大を図っている。初日の28日には、平字尼子町のマルトSC平尼子店で、同校園芸科作物専攻の3年生8人が販売実習を展開した。
 3者による活動は2021(令和3)年から行われており、後田町の同校ほ場で、「福、笑い」を育てている。3年目を迎える今年は猛暑の影響で、コメの生育環境に難しい部分もあったが、生徒たちが一生懸命に手入れを施し、マルトでは計1170kgの取り扱いが決まった。
 初日の販売実習では、精白米のほか、マルトの総菜と合わせた弁当5種類、職人による手作りおにぎりとして、SC平尼子店の店頭を彩った。
 代表の鈴木駿斗さん(3年)は「例年以上の暑さに加え、東京電力福島第一原発で発生する処理水の海洋放出を巡り、農作物に対する無理解も一部であった。そうした困難を乗り越え、多くのお客さまに喜んで手に取っていただいているので、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
 同校の「福、笑い」の商品は、店舗によって種類が異なる。無くなり次第終了。精白米2kg(税込み1728円)、300g(同540円)の販売先は次の通り。
 SC窪田店 SC中岡店 SC湯長谷店 四倉店 SC君ケ塚店 SC高坂店 岡小名店 SC城東店 SC草野店 SC平尼子店 SC湯本店

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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