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片隅抄

2024.03.11

3月11日午後2時46分。大地震発生の翌年から昨年までの12年間、たとえその時、運転をしていても車を慎重に道路わきに停め、目を閉じて静かにあの日に思いを馳せることにしている▼わずか1年後だったその日その時は、さすがに心穏やかではなかったが、平の街なかを歩く人たちはお構いなしに日常と同じように笑い、おしゃべりをしながら歩いていた。同時刻、ハマの各地では大津波が押し寄せた海に向かって黙祷し、手を合わせて追悼の誠を捧げる人々が大勢いたというのに▼13年は十分な歳月だ。小学生にとって生まれる以前の出来事で、中学生ですら記憶の彼方にある。太平洋戦争を身をもって知る人は90歳前後、従軍経験者になれば100歳前後になってしまう▼悲惨な出来事の教訓をどう次世代に語り継ぐかが残された人々の課題になっている。1月の能登半島地震でその気持ちを改めて心に刻み込んだ。きょうの午後2時46分、あなたはどうしてましたか?

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