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中面連載コーナー

『夜行列車盛衰史』

著 者:松本 典久
出版社:平凡社
価 格:1100円(税込み)

あさかぜ、はやぶさなど夜行列車の鉄道史を紹介

 国鉄時代からJRへ分割民営化されるに至るまで、夢と希望をのせて日本中を走った「ブルートレイン」という列車が数多く運行されていた。1世紀を超える夜行列車の全歴史を勃興期(夜行列車はいつ生まれたか)から衰退期(国鉄民営化、豪華列車誕生、そして終焉へ)までを網羅している。
 ブルートレインを筆頭に、かつて日本津々浦々を走り回った夜行列車は経済発展を支える足として、夜行列車は増加し続け、特急を補完した夜行急行、快速・普通列車も数多く走っていた。
国鉄の夜行列車が最盛期を迎えたころ、ブルートレインは趣味の対象として大きな話題になり、東京や大阪駅などでブルートレインにカメラを向ける人々の姿が目立つようになってきた。東京駅では「さくら」「はやぶさ」「富士」「あさかぜ」などが発着していた。
その後、相次ぐ値上げや高速道路網・航空網の発達で70年代以降徐々に減少し、JR発足以降も「北斗星」など豪華列車も登場したものの、現在、定期列車は「サンライズ出雲/瀬戸」のみという絶滅寸前である。
鉄道史に名を残した名列車を振り返りながら人々に愛されながらも消えていった夜行列車の歴史130年を辿っていただきたい。
(ヤマニ書房本店勤務)

※紹介する人:高橋宏行さん

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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