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東日本国際大 全日本大学野球選手権 黒田の逆転満塁弾で初戦突破

 大学野球の日本一を決める「第73回全日本大学野球選手権大会」(全日本大学野球連盟などの主催)は11日、大会第2日が行われた。
 南東北大学野球連盟代表として出場している東日本国際大は、東京ドームで行われた1回戦に登場し、中国地区大学野球連盟代表の吉備国際大(岡山県)に5―1の逆転勝利を収め、2年ぶりに初戦突破を果たした。
 東日本国際大は0―1で迎えた八回、2死走者なしの場面から2つの四球と安打で満塁とし、リードオフマンの1番・黒田義信(2年・九州国際大付)が外角のカットボールをとらえ、右翼席に逆転満塁弾を放り込んだ。
 ○…頼れる〝切り込み隊長〟黒田の起死回生の一発が、勝利を呼び込んだ。七回2死まで完全試合ペースの流れを断ち切り、黒田は「チームを勢いづけたかった。狙い通りでした」と凛(りん)とした表情をみせた。満塁本塁打は大会史上22人目、東日本国際大では2人目だ。
 ○…吉備国際大の主戦・桑嶋洋輔(4年・津田)に手こずらされた。「最初は(ボールが)肩側から入ってくるイメージだったので、スライダーとカットボールの見極めが難しかった」。だがカットボールをしっかりと見極めると、高校、大学を通じ公式戦で初めてとなるグランドスラムを決めた。
 ○…高校時代は通算43本塁打で、U―18(18歳以下)日本代表にも選ばれた。東日本国際大では1年春からレギュラーに定着し、昨秋の明治神宮野球大会東北地区大学野球代表決定戦を終えてから、三塁手に挑戦。春季リーグ戦では首位打者、盗塁王、ベストナインに選ばれるなど、走攻守3拍子揃った選手として期待値は高い。
 ○…藤木豊監督は「2年生ながら、ウチの看板選手の1人。ああいう場面にめぐり合わせた上で結果を出せる。打席に入る前に『頼むぞ』とお願いした。ここぞ、というときに必ずやる」と全幅の信頼を寄せ、「まだまだ成長すると思う。外野手から三塁手に移ったが、対応力はセンスのかたまりと言える」とさらなる活躍を望む。
 ○…一方、黒田は「やはりチームを勝たせたい」と至って冷静。大舞台にも臆さない若武者が、東日本国際大の躍進をけん引する。
 (写真:仲間に迎えられてホームインする黒田)

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