17日に行われた美空ひばりさんのブロンズ像の除幕式。進行役の徳光和夫さんはひばりさんの指名で番組を担当し、亡くなった後もメモリアルコンサートの司会を務めている。震災直後にひばりさんの特番で来市した際には、薄磯や豊間に津波の爪痕が残っており、「あの時は辺り一面何もなかったが、お土産さんもこうして新しくなり、いわき市が元気になっている」と復興の様子を肌で感じていた。
「今日は快晴の〝ひばり日和〟。ひばりさんの司会は最大の栄誉です」と述べるとともに、「中国にもひばりさんのファンが多いが、1カ月前に中国政府が海産物の輸入禁止を解く方針を決めた。これも縁かな」と、原発事故を巡る県産水産物の安全性も強調した。
除幕式前日はいわき湯本温泉に宿泊し、メヒカリに舌鼓を打ったと笑顔で語る徳光さん。「一人の伝え手として、安全性とおいしさを発信できれば」と市民にエールを送った。
(写真:除幕式で震災からの復興についても語った徳光和夫さん)
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