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いわき市暮らしの伝承郷 子ども落語家が練習の成果披露 古典の魅力伝える
古典芸能の落語を楽しく学び、江戸の文化に触れる市暮らしの伝承郷の「めざせ!『子ども落語家』講座」を受講してきた小、中学生11人は26日、同館で4カ月間の練習の成果を発表し、会場は笑いの渦に包まれた。
本来は小学生が対象となるが、かつて受講経験のある中学生2人も参加し、講師を務めたアマチュア落語家の山椒家小粒さんから落語家の心構えや姿勢、落語のいろはを全5回で教わってきた。
発表の場では、同館職員が〝伝承亭もぐら〟の芸名で場をあたためたあと、和服姿の子ども落語家たちが次々と高座へ。中には座った瞬間に緊張が高まり、思わず台詞を忘れてしまう場面もあったが、観客席からは声掛けや物語のヒントが出るなど、あたたかい救いの手が差し伸べられ、子どもたちは精いっぱい「平林」「寿限無」などおなじみの古典落語を披露し、会場を何度も沸かせていた。
(写真:会場を笑いの渦に包んだ子ども落語家)