企画展「馬と暮らし」が、県立いわき公園内・市暮らしの伝承郷で開かれている。古代から人々の生活を支えてきたウマをテーマに、いわき地方の歴史の中で、農耕や移動手段、神事とさまざまな場面で活躍した姿を紹介している。来年1月26日まで。
伝承郷によると、いわき地方では中山間地で馬耕が盛んだったといい、関連する品々を寄贈されてきた。これまでは扱う機会が少なかったため、初めてウマに関する企画展を行った。
また好間町出身の農民詩人・猪狩光直(1898~1938年)の生家が、同館に移築されている縁で、当時にまつわる資料も披露されており、市立草野心平記念文学館や、市勿来関文学歴史館の協力も受け、合わせて100点以上を展示している。
17日には、日本中央競馬会(JRA)競走馬リハビリテーションセンターとの共催で、伝承郷のお祭り広場にウマが来訪する。記念撮影や触れ合いの機会が設けられ、展示とともにウマへの理解を深めてもらう。時間は午前11時から午後2時。雨天の場合やウマの体調によっては中止。参加費は観覧料のみ。
開園時間は午前9時から午後4時半(最終入園は同4時)。観覧料は一般340円、高校・高専・大学生220円、小・中学生170円。休園日は毎週火曜日。9日、12月7日、来年1月18日には、学芸員による展示解説会を予定している。各回午後1時半から2時半まで。
(写真:企画展で行われている馬耕に関する展示)
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