いわきのイチゴ美味しいね！ 平・ペッペで県のＰＲ活動 試食にぎわう

　県いわき農林事務所主催の「おいしい ふくしま いただきます！」キャンペーンが１８日、平六町目のＰａｉｘＰａｉｘ（ペッペ）・ヨークベニマルいわき平店で行われ、いまが旬のイチゴの美味（おい）しさを広く周知するＰＲ活動が繰り広げられた。
　キャンペーンは、いわき市産農林産物の安全性や美味しさなどの魅力を消費者に直接伝えるとともに、同事務所管内の認証ＧＡＰ（ギャップ）＝農産物の生産工程を記録・改善していくことで、より安心・安全な農産物を消費者に届けるための活動＝生産者の取り組みを紹介することで、同認証農産物の購買意欲を高めてもらおうと、毎年行われている。
　今回は福島県を代表する産地のひとつとして知られる、いわき市が誇る「いわきいちご」に注目。年末年始には観光いちご園が次々と今季のイチゴ狩りをスタートさせており、キャンペーンでは、同認証についてのアンケートに答えた来店客を対象に、県のオリジナル品種として県、生産者ともに〝推し〟ている品種「ゆうやけベリー」の試食などを行い、人気を集めた。
　同事務所によると、約２０年ぶりの新品種として一昨年にお目見えし、いわき市でも１３の農家が栽培に取り組んでいる。粒が大きく、酸味控えめで香りと甘味が高いのが特徴となり、試食した利用客も「甘くて美味しい！」と大絶賛。
　同品種と、同じく県のオリジナル品種の「ふくはる香」などのプレゼントのほか、６次化商品として、めひかりチョコで知られる「いわきチョコレート」が手掛けたお菓子「いわきいちご焼きショコラ」の試食もあり、会場は子どもからお年寄りまで多くの市民の笑顔であふれかえった。
　（写真：県のオリジナル品種「ゆうやけベリー」の試食コーナー）