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平・三島八幡神社 樹齢500年超のシダレザクラ見ごろ ライトアップも
三島八幡神社(平北白土、加藤直明宮司)の境内に咲く樹齢500数十年のシダレザクラが、見ごろを迎えた。
3月29日からはライトアップも始まり、社殿、そしてシダレザクラのそばにそびえ立つ樹齢500年の青々としたクスノキを背景にした幻想的な情景が、市民や写真愛好家をひきつけている。
同神社は桜の名所としても知られ、境内には樹齢400年を超えるエドヒガンのほか、ソメイヨシノ、ボタンザクラ、ウコンザクラなどが並び、例年4月中旬ごろまで代わる代わる可憐(かれん)な花が咲き誇ることから、氏子や参詣者たちを喜ばせている。
象徴でもあるシダレザクラは、枝ぶりもさることながら、近年はクスノキやツバキ、社殿との〝共演〟が映(は)えると、口コミやSNSで話題に。加藤宮司(70)によると、今年の咲き始めは若干遅かったが、先週末の陽気で一気に開花し、3月31日で4、5分咲きに。
「ここ数日の寒さで花冷えとなったと思うので、今週末まで見ごろは続くかな」。隣りに立つシダレザクラの若木も咲き始め、例年通り多様なサクラが境内を彩りそうだ。
また今年は新たな試みとして、遠野和紙芸術文化研究会の協力を得て、遠野和紙で作った御朱印を頒布。遠野和紙あかりワークショップの作品も展示されてる。5日には飲食、芸能ステージなどでにぎわう「みしまでマルシェ」も開催される。
ライトアップの時間は日没から午後9時まで。雨天時は点灯を中止する場合あり。
(写真:ライトアップされた三島八幡神社のシダレザクラ)