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小名浜道路の有事に備えて 8月7日の開通控え防災訓練 関係機関の連携図る
県いわき建設事務所(栗田豊己所長)は17日、8月7日に開通を控える自動車専用道路「小名浜道路」で、交通事故を想定した防災訓練を実施した。県警高速隊、市消防本部、NEXCO東日本いわき管理事務所を含む40人が参加し、有事の際に迅速な対応が図れるよう、本番さながらに訓練に臨んだ。
訓練は添野町の小名浜道路・いわき泉IC(インターチェンジ)―いわき添野IC間上り線で、乗用車の追突事故で負傷者が車両に取り残されている――と想定して行われた。
開始にあたり、栗田所長が「小名浜道路の開通に伴い、物流の円滑化や新たな企業の進出、観光振興に加え、災害時の輸送等にも大きな効果が期待される。訓練を通じ、関係機関の連携を強化してほしい」とあいさつ。参加者は通報から通行規制、救助・救急搬送、現場検証までの流れを確認した。
県警高速隊の伊藤太幸副隊長、勿来消防署の鈴木茂幸署長が講評に立ち、それぞれ道路環境の安心・安全を守ると呼びかけた。
小名浜道路の開通で、小名浜港から常磐道までの時間は30分から13分に短縮される。
(写真:関係機関が参加した訓練)