サッカー・J2いわきFCから、J1横浜F・マリノスに完全移籍したFW谷村海那(27)を巡り、移籍後初先発した20日の試合以降、市の「元気なまちいわき・ふるさと寄附金(ふるさと納税)」に対し、首都圏からを中心に、いわきFCへの感謝や激励のコメントを付けた寄附の申し込みが寄せられている。
ふるさと納税の使途としては「いわきFCと連携したまちづくり」が占めているという。23日に市創生推進課が明らかにした。
谷村は2020年、国士舘大から当時日本フットボールリーグ(JFL)のいわきに加入。昨季はJ2得点ランキング2位の18得点を挙げ、ベストイレブンにも選ばれた。
今季も22試合・8得点の活躍だったが、3日に移籍の予定が公表され、5日のアウェー・RB大宮アルディージャ戦をもってチームを離脱。翌6日に横浜FMへの完全移籍が発表された。
20日にはホーム・日産スタジアム(神奈川県横浜市)で開催された名古屋グランパス戦でJ1初先発を果たすと、前半35分に先制となる移籍後初ゴールを決めた。
チームは3―0で勝利し、3カ月ぶりの最下位脱出に貢献したとあって、横浜FMサポーターがふるさと納税を行ったとみられる。
寄附金は、いわきFC選手の学校訪問によるアスレチックアカデミーや、ホーム戦への小・中学生無料招待など、次世代を見据えたまちづくりに活用していく。
同課の担当者はこうした動きについて、「いままでのふるさと納税には無い初めてのケースで、スポーツの力の大きさに驚いている。皆さんの思いをくんで大切に使わせていただきたい」と話している。
(資料写真:いわき市役所本庁舎)
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谷村効果!?ふるさと納税増える 横浜FMで初先発から 使途はいわきFC関連






