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いわき市長選 自民党いわき総支部は現職・内田広之氏推薦 8年ぶり機関決定
自民党いわき総支部は4日、任期満了に伴う市長選(31日告示―9月7日投開票)に向け、再選を目指す現職・内田広之氏(53)=平、1期=の推薦を決定した。
拡大役員会が4日、内郷綴町のクレールコートで開かれ、約30人の関係者が出席して今後の方針について承認した。
市長選を巡っては、市議会の保守系2会派が内田氏の支援を決めており、2001(平成13)年以来24年ぶりに候補者が一本化された。このため前回市長選では自主投票とした自民党いわき総支部も、内田氏の推薦を固めた。いわき総支部が市長選で推薦を出すのは8年ぶり。
役員会は非公開で行われた。鈴木智総支部長は終了後、報道陣の取材に応じ、7月6日付で内田氏から推薦状が出されていたことを明らかにした。出席者から特に異論はなかったという。推薦願は内田氏からのみ提出されていた。
その上で「4年間にわたって、議場で対峙してきた自民党籍を持つ議員が所属する2会派が内田市長の政策面を評価し、支援体制に回っていることは(総支部長として)重く受け止めている」と強調。自民党いわき総支部としても、新たな方向性を示すべきと重ねた。
内田氏のほか、返り咲きを狙う2期8年務めた前職・清水敏男氏(61)=常磐関船町=、4度目の出馬となる元衆院議員の新人・宇佐美登氏(58)=小名浜=が立候補の意向を正式に示しており、選挙戦は確実な情勢となっている。
(写真:推薦決定について説明する鈴木総支部長)