寒い冬の夜の定番は熱燗と小鍋に尽きる。最近は鍋用スープが多種多彩のため、具の変化が楽しめるが、いたってスタンダード。土鍋を用意し豚肉、カキを単独の主役に加えるのは豆腐、ホウレンソウくらいにとどめる▼ひところ、アンコウ鍋に凝ったことがある。内臓が切り分けられ、パック詰めで売られているので、調理は難しくない。ぷりぷりの身と濃厚な肝を味噌味でいただく。深海に潜み、スタイルは奇怪ながら、栄養分に富んでいる▼市立美術館で開催中の第55回市美展「絵画・彫塑の部」。一般応募222点のうち、青少年賞には前年比19点増の52点が寄せられた。紙面で紹介するため、受賞作を撮影したのだが、アンコウを連想させる彫塑作品に目を奪われた▼タイトルは「奇生」。いわき総合高の生徒さんが制作した。口を開け触角を伸ばし、海底で小魚を狙う姿が印象に残る。期日は来月1日までだが、このあと協賛画廊で展示してはいかがか。