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片隅抄

2026.03.06

東日本大震災からもうすぐ15年になる。まさに地震、津波の文字の前に「大」が付くほどの災禍をもたらした。さらに厄介なことには、東京電力福島第一原発の事故による放射性物質の大量放出という予想もしなかったことに直面した▼思い出したくもない忌々しい出来事とするが、避けて通るわけにもいかない。本紙では先月末から、地震発生時から間もない町の景色を当時と現在の写真で比較する「定点観測 あの日と、いま。~復興の片隅で」を掲載している▼これまで豊間中、小名浜港2、3号ふ頭間、久之浜町、四倉地区の海岸堤防などを紹介している。いずれも大きな被害を受けた場所だが、復旧・復興の努めにより姿、形を変えている。過去に戻ることは不可能だが、せめて震災の前兆に敏感になっていたらと思う▼大震災の数日前に頻発した揺れを注視し、津波避難のサイレン、経路など万全の備えがあったならと。「災害は忘れなくてもやってくる」のである。

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