娘たちが通っていた小学校は浸水(内水)ハザードマップで浸水想定区域内となっていたが、海から4kmほどの距離にあり、津波浸水想定区域『外』。万が一の際は津波対応の避難所となっている▼震災当時、ほど近い河川まで津波が遡上(そじょう)していたことは知っていたが、それまでは「さすがに津波はここまでは来ない『だろう』」との思いが大半を占めていた。考えが変わったのは、児童74人と教員10人が命を落とした宮城県石巻市の大川小を娘たちと見学してから▼自然災害に『だろう』は通用しない。そして人災の側面にも目を向け、いざとなったら先生を無視してでも裏山に逃げる判断が必要だ、と言い聞かせた。教訓を生かさなければ御霊が浮かばれない▼市内には大川小より海に近い公立小中学校が33校ある。津波が遡上した北上川のような大河と本市の河川を比較することはできないが、最悪の事態を想定することが重要だ。津波てんでんこを忘れてはいけない。