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東北大災害研の新家氏(平出身)磐城高で講話 研究との向き合い方語る

 東北大災害科学国際研究所の新家杏奈助教が13日、平字高月の磐城高で、同校の1年生を対象に講話を行った。新家氏は平出身で同校の卒業生でもあり、高校時代に東日本大震災にまつわる調査を行った経緯を交えながら、研究との向き合い方について語った。
 新家氏は磐城高、東北大工学部を経て、同大大学院工学研究科博士後期課程を修了。2023(令和5)年から現職。津波工学を専門としており、現地の証言から得た避難行動の分析などを展開。地域の災害対応力向上を目指して、効果的な防災学習に関しての研究も進めている。
 またいわき市を襲った23年9月の水害に際しては、専門家9人による災害検証メンバーの一人となり、市に対する災害検証最終報告に携わった。
 今回の講話は、磐城高による「総合的な探究の時間」の一環で実施。震災後に生まれた約270人の1年生が、いかに災禍の記憶を継承していくかを考える機会とした。
 講話にあたっては、震災直後の2011(平成23)年4月に磐城高に入学したこともあって、高校時代は天文地質部で被災者への聞き取りや、ハザードマップの作成に努めた経験を紹介。「津波で亡くなる人を無くしたい」と現在まで続く思いを紡いだ。
 研究者としての取り組みでは、宮城県気仙沼市で震災の津波に遭った人たちがどのような避難行動を取ったかを、証言を基に可視化した様子を披露。必ずしも安全に避難できなかった姿を説明した。
 さらに昨年7月にカムチャツカ半島付近で発生した巨大地震で、いわき市に津波警報が発表された際の避難所に対する分析結果も伝えた。新家氏はこうしたデータを通じ、被害の実相を明らかにする大切さを呼びかけた。
 磐城高では講話を踏まえ、6月には津波で被災した平薄磯・豊間や久之浜に赴いて現地研修に臨み、それぞれ探求課題を見つけていく。
 (写真:講話に立つ東北大災害研の新家氏)

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