サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で見事優勝。世界一となった〝なでしこジャパン〟に国民栄誉賞が贈られることが正式に決まった。どんな競技・分野であれ、1位になることは難しい。受賞は当然だと思う▼なでしこジャパンには、活動自粛中の東京電力女子サッカー部「TEPCOマリーゼ」に所属したことのある鮫島彩、丸山桂里奈選手が出場していた。鮫島選手は先発、丸山選手はスーパーサブとしてチームに献身的な働きを見せた▼両選手がマリーゼに所属していた当時、ホームのJヴィレッジスタジアムやいわきグリーンフィールドでの公式戦を取材をしたことがある。試合後、負けたときでも質問に対して非常に誠実な受け答えをしていた印象がある▼W杯優勝後、なでしこフィーバーが続いた。国民栄誉賞受賞でさらに盛り上がるに違いない。9月に始まるアジア最終予選で五輪出場を決め、震災や原発事故で暗い日本を元気にしてほしい。