久しぶりで電車に乗った。電車が動き出すと座っている人のほとんどが、携帯電話相手に指を盛んに動かし始めた。これが電車だからいいものの、車の運転中にやっていたら▼高速バスでいわきに帰る途中、並走する乗用車の運転席を見てぎょっとした。携帯を握りながらの片手運転。顔はフロントガラスと手元の携帯画面をいったりきたり。時間にして30秒ほど。高速道路だけに走る車はすべて高速走行。携帯に気をとられハンドル操作を誤ったとしたら…。周りを巻き込んでの大事故にもなりかねない。絶対に自分は大丈夫という過信によることなのか。どう考えても理解に苦しむ▼苦しみを通り越し、理解不能なのが飲酒運転だ。酒に酔っての運転が社会問題になっているにもかかわらず、全国で飲酒運転の事故や検挙が後を絶たないのはどうしたことなのか▼これぐらいの酒なら大丈夫だろう、もう酔いがさめた―。飲酒運転に、これぐらいや大丈夫だはいらない。