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片隅抄

2012.03.23

いわき市南部で異業種交流活動を行う「H・P・T実行委員会」。Human、Products、Townの頭文字を取りヒト、モノ、マチづくりを主な目的にしている▼こだわりの商品を提供する商店主、生産者が直接、消費者への認知を働きかけるのも趣旨の1つだが、震災がボランティアとかかわることになった。その同委員会主催「支援物資配布会」が18日、植田町で最終を迎えた▼震災直後の3月末、北茨城市大津町から始まった物資支援。いわき市内でも数カ所で開かれ、大掛かりなものから個人配布まで多岐にわたったが、スタッフと受け取る側でささいなトラブルも生じたと聞く▼会場では同一人物が数回もらいに来る、隙を見て残った物資を車に積んで去って行く人など。「みんな被災して気が立っていた。話せば分かってくれたよ」と同委員会リーダー。最終日も車の混雑に気色ばんだ市民に詰め寄られたが、実に淡々と事情説明し、怒りを和らげた。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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