発達した低気圧の影響で一昨日から４日にかけて、全国的に激しい風雨などに見舞われた。いわき地方でも、３日午後から４日にかけて、この時期に体験したことのないような強い風雨が吹き荒れた▼小名浜では最大瞬間風速26・８㍍を記録。台風並みの暴風となった。強い風雨の影響で、市内の交通機関が乱れたり、中之作や小名浜を中心に２３９６戸が停電するなどの被害があったものの、人的被害はなかったようで、ひとまず安心した▼風のすごさは、勢いで車が揺れるなど、車を運転中、信号で止まっていたときにも感じた。激しさは比べようもないが、東北地方太平洋沖地震のときも車が大きく揺れた。１年前のあの嫌な体験を思い出した▼昨年３月11日に発生した東日本大震災以来、特に、地震や台風、豪雨など、自然災害には今まで以上に敏感になった気がする。乗っていた車が揺れるほどだった今回の強風を体験して、自然災害の恐ろしさをあらためて感じた。
