常磐共同火力勿来発電所近くの河津桜に始まり、田人町旅人の石割桜、そして高倉町高蔵寺のシャガ。先月末から今月初旬にかけ、いわき南地区の花めぐり取材を行った▼桜はすでに花びらを散らしたが、同寺のシャガは見ごろだ。最近、中山間地域を訪れるたび、野に咲く草花に目を引かれた。特にあざやかな黄色のヤマブキがそのひとつ。落語「道灌」にも出てくる「七重八重 花は咲けども 山吹の―」▼噺のオチではないが、こちらは歌道ならぬ花道にはまったく暗い。新年度になり各公民館主催の前期市民講座を取材している。昨年は震災の影響で活動も低調気味だったが、今年は定員オーバーの人気講座もあるようだ▼単発企画に移動教室がある。南地区では「雄国沼ハイキング」「鎌倉あじさい散策」などがすでに締め切られているが、勿来公民館「東京湾アクアラインと鋸山の旅」は若干、余裕があるという。実施は今月25日。外出に適した季節だ。