先日、自転車に乗ってバイクと接触事故を起こし、相手にけがを負わせたにもかかわらず逃げたとして、奈良県警が61歳の男性を150日間の自動車などの運転免許停止処分にした、という報道があった。男性は道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで書類送検もされている▼運転免許のいらない自転車での事故で、異例の処分。報道によると、奈良県警は「自動車に乗っても同じことをする可能性があるため」と処分理由を説明しているという▼通勤時や取材などで車を使う。運転中、自転車の通行にヒヤリとさせられたことがある。最近は日没が早く、すぐに暗くなる。無灯火の自転車も多く、危ないと感じることもままある▼高校生のころは自転車通学だった。当時を思い出すと、特に安全を意識していたわけでもなく、ほめられた運転はしていなかったように思う。反省も込め、自転車であれ車であれ、ルールやマナーを守ってハンドルを握ろう、とあらためて思った。