ITの進歩がめまぐるしい。ITとは、カタカナで書けばインフォメーション・テクノロジー、漢字で表現すれば情報技術。要するに私たちの日常に入り込んでいる携帯電話やパソコンがその代表格だ▼抄子はようやく携帯電話を携帯するようになった、というところだ。従ってスマホなどはおよびもつかない。ついでに私事で恐縮だが、老父はパソコンを文書作成機として使用し、携帯電話は自宅の机の上だ▼三春町の住職で、芥川賞を受賞した玄侑宗久氏の話を聞く機会があった。氏は「私は携帯電話不要で、何も不便を感じない」と話していたが、今はどうなっているのか、確かめてみたい気もする▼市が8月9日に回覧した「お知らせ」を見た。古紙回収の確認方法について、ホームページや携帯用サイトから確認できるとある。各世帯でだれかが接続すればいい訳だが、果たして普及率はどうだろう。情報弱者や情報難民には、携帯電話さえ持てないのも事実だ。