車で出勤途中、危うくシルバーマークをつけた車と衝突しそうになった。信号が黄色から赤に変わったにもかかわらず、強引に割り込んできたのだ。慌てて急ブレーキをかけ、事故は免れたが、朝のラッシュの時間帯だけに一歩間違えれば大惨事の可能性も▼最近は、交通事故による死傷者数は全国的に減少傾向にある。しかし、65歳以上の高齢運転者が引き起こす事故に限って見れば、逆に増加している。理由はさまざまだが、加齢による反射神経や運動能力の低下にもかかわらず、大丈夫との過信からの事故が少なくないと聞く▼警察署では高齢者の安全対策を重点項目に掲げ、安全教育はもとより運転技術をチェックする講習会を開き、1件でも事故を無くそうと努めているところだ▼明日から4月。交通ルールがまだ分からない新入学児童が町にあふれるだけに、ドライバーには安全運転を呼び掛ける一方で、高齢者には年齢を考えた運転をお願いしたいものだ。