今日から9月。暦の上ではとうに秋だが、例年になく残暑が厳しく、各地で真夏日が続く▼今年の夏は、全国で記録的な猛暑が続き、熱中症で病院に搬送、亡くなる人が相次いだ。暑さの影響か、西日本を中心に局地的な大雨となり、道路の崩落や住宅が土砂に流されるなどの災害に見舞われた。県内でも先週末、福島市や玉川村で大雨被害に遭ったことは記憶に新しい▼今日は「防災の日」。大正12年9月1日、伊豆大島付近を震源とする大地震が発生、南関東を中心に大きな被害が出た。これが関東大震災で、この地震を教訓に災害に強い街づくりをしようとこの日が制定された。同日の前後、全国各地で災害に対する備えを促す行事が行われる▼いわき市を中心に、小中学校や企業、各種団体などで防災訓練が行われ、参加者が消火器の使い方や応急救護を通して防災意識の重要性を学ぶ。自然災害はいつ起きるか分からない。日ごろから備えは十分にしておきたい。