運転免許証の更新時講習を受けてきた。違反があったので2時間の受講。しかし、わかりやすい内容の講習だった▼それにしても、昭和45年の交通事故による死亡者が全国で1万6765人もいたのには今さらながら驚く。昨年は4914人だったから3・5倍もの犠牲者を出していたわけだ▼講師は、死者が減少した背景について、車の安全装備や救急医療体制の充実、シートベルト装着の義務化や悪質・無謀運転への厳罰化などを挙げていた。が、運転者自体の安全意識は高まったのだろうか▼一生を棒にふってしまうというのに飲酒運転による事故は相次いでいるし、高齢者による高速道路の逆走も起きている。誤解を恐れずに書くが、女性ドライバーの運転に特に安全意識の低さを感じている。夜間無灯火で走るのは圧倒的に女性だ。また、子供が車内で助手席と後部座席を行き来しても無頓着だ。どちらも死に直結するというのにいったい何を考えているのだろう。