10月は乳がん撲滅月間。市では31日までの期間中、街路灯フラッグ設置やJRいわき駅前南口広場情報発信施設での動画表示、本庁や各支所での大型ポスター掲示など、さまざまな啓発活動を行っている。24日には、乳がん患者の会「あけぼの会」の県支部などと連携し、街頭啓発や講演会を行った▼乳がんは予防法がなく、早期発見・早期治療が最善の方法で、ごく早期の場合95%、しこりが小さいうちに発見し、治療することで90%近くが治癒すると言われている▼早期発見のためには、自己触診やマンモグラフィなどによる定期健診が重要という。これまでも市議会の一般質問での乳がん検診関連のやり取りなど、取材の機会はあったが、あまりぴんときていなかった▼今回、講演会の取材でいただいた資料に目を通して、検診の重要性を再認識した。受診率が少しでも向上するよう、これからも紙面を通して応援したい。愛する大切な人を乳がんで失わないためにも。
片隅抄