今年も残すところあと10日ほどとなった。今年は8月から、外回りから内勤となり、あっという間にすぎた気がする。特に、12月に入ってからは、月に2回ほど回ってくる日直に正月用の紙面づくりなどが加わり、今年ほど、師走のせわしさを実感した年はなかったように感じる▼先日、日本漢字能力検定協会が発表した今年の漢字は「暑」だった。記録的な猛暑の連続で、野菜の高騰などが消費者の生活を直撃したこと、魚介類の不漁、いつまでも続く酷暑に地球温暖化の警鐘を感じたことなどが理由だという▼個人的には「疲」だった気がする。外回りのときは肉体的だったが、内勤となりさまざまな場面での調整や毎日の紙面づくりなど、非常に神経を使い精神的にも追い込まれた1年だったと思う▼まだ20日をすぎたばかりで来年のことを言うのはまだ早いが、先行きが不透明な世の中。無事に年の瀬が迎えられるよう、来年こそはよい年になることを期待している。
片隅抄