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片隅抄

2011.06.23

 明24日は昭和の歌姫・故美空ひばりさんの命日にあたる。毎年、同日には、地元の塩屋埼薄磯観光組合、薄磯売店組合が主催して、平薄磯の雲雀乃苑で供養祭が開かれていた。一区切りがついた昨年からは、感謝のつどいが開かれている▼没後20年以上を経過した今でも、多くの市民や観光客らが同所を訪れている。〝ひばり番記者〟として、手作り感のある供養祭や感謝のつどいを取材していて、あらためてひばりさんの根強い人気を感じていた▼同所は、地震や津波などの被害をほとんど受けておらず、ひばりさんの遺影碑が十数㌢程度ずれていただけだった。センサーで曲が流れる装置も、電気が止められているだけで故障はしていないという。現在も同所を訪れる人は多く、花なども手向けられていた▼奇跡的に震災の被害を受けなかった雲雀乃苑。例年、同所周辺には年間20万人を超える観光客が訪れている。いわきのシンボルとしていつまでも輝いていてほしい。

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