東日本大震災以降、沿岸部を中心に甚大な被害を受けたいわき市。地震、津波に加え、原発事故による放射能もれと風評被害、4重苦の状態から、一丸となって復旧、復興を目指すいわき市民▼各地で「がんばっぺいわき」を合言葉にした、さまざま復興イベントが行われている。そんな中、来月1、2の両日、21世紀の森公園を会場に「がんばっぺ!いわき復興祭」が開かれる。名産品の展示販売のほか、新鮮野菜や果物を販売する軽トラ市、5000人が踊るいわきおどりなど多彩なイベントが繰り広げられる▼手前みそになって恐縮だが、弊社でもグリーンスタジアムロビーで、市内の企業と協力して震災の写真展を開催する。震災から6カ月たった今も、仮設住宅で暮らす市民は多い。写真を見ることで当初の記憶を新たにし、さらなる支援の輪を広げたい▼復興祭は午前10時から午後6時まで。がんばっぺいわきで、地域への誇りときずな再生の機会としたい。
片隅抄