朝の番組を見ていたら、東京で通勤や通学に自転車を利用する人の事故が増え、ルールや法規の厳格化を求める声が上がっていると言っていた▼いわき市内でも自転車と車や歩行者との接触事故は少なくない。先月も自転車と車が衝突し、自転車の高校生が重傷を負う事故があった。この時期、気になるのが無灯火の自転車。日暮れが早まり、無灯火自転車はドライバーからすると、とても見にくい。自転車に乗る人は、ドライバーからは見えていないことを知り、自分の存在を知らせる意味からも点灯することだ▼ほかにも、メールを見ながらの走行や並走運転など危険な行為がある。最近はブレーキのない自転車が流行とか。こうなると何をか言わんやだ。自転車も場合によっては車と同じ動く凶器だということを忘れずに▼1年で最も交通事故が発生するのは日没が早まる10月から12月にかけて。点灯はもちろんのこと、ルールに従って乗らないと、大事故につながる。
片隅抄